明治村の乗り物コースマップのルート&見どころ。必要な乗り物料金と時刻表も事前にチェック!

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明治村を散策するのに、明治村に設置してある「コースマップ」を活用してみてはいかがでしょうか?

テーマに沿った明治村のめぐり方が記載されているので、いつもの散策では気づかない明治村を知ることができます。

コースマップの1つである「乗り物コースマップ」は、明治時代に実際に走行していた乗り物に乗ることのできるルートです。

今回は、乗り物コースマップで乗ることのできる乗り物(SL・市電)の見どころ。
乗り物の料金や時刻表の確認方法などについてまとめました。

北口から入村した場合の、「乗り物コースマップ」の回り方(3種類)も併せてご紹介しています。

明治村の乗り物コースマップのルート&乗り物の見どころ

乗り物コースマップのルート

明治村 コースマップ 乗り物

1丁目4番地 【スタート地点】近衛局本部付属舎(ガイダンスセンター)
※ここでコースマップをゲットしてください。
※村営地図も持っていない場合は、ここで手に入れておきましょう。
1丁目13番地 三重県庁舎(2階)
2丁目F <休憩>食道楽のカレーぱんおの店
2丁目と3丁目の間 市電 京都七条駅(市電に乗車)
※乗車時間は約5分
4丁目 市電 名古屋駅(市電から下車)
4丁目41番地 六郷川鉄橋
4丁目 SL 名古屋駅(蒸気機関車に乗車)
※乗車時間は1区間約3分
5丁目 SL 東京駅(蒸気機関車から下車)
5丁目55番地 隅田川新大橋

明治村の乗り物の見どころ

蒸気機関車12号・9号・三等客車

明治村5丁目「SLとうきょう駅」⇔4丁目「SLなごや駅」を往復しています。

乗車時間は、約5分

車窓から眺める明治村や入鹿池の情景は、歩いてみるのとはまた違ってとてもいいです♪

……まあ、高みからの景色が見えるということは、駅に行くまでが大変(上り坂道と上り階段)ということなんですけどね(^^;)

  • SLは、車両の突発故障や修理・点検作業により臨時運休になる場合があります。
蒸気機関車12号

明治村 まとめ

動態展示されている日本最古の機関車です!

明治7年(1874年)にイギリスから輸入され、昭和32年まで走っていた機関車です。

1874年生まれと仮定すると、今年(2022年)で148歳ですね!

約6年に1回、オーバーホール(大規模修理)が行われ、明治村内を元気に運行できるように定期的にメンテナンスされています。

(個人的に、ものすごい高齢のおじいちゃんが「ワシはまだ現役じゃ~」と言いながら頑張っているイメージを抱いています♪)

2019年~2020年のオーバーホール後も色々あって運休していた蒸気機関車12号も、2023年4月20日(木)より営業運転再開しました。

暫定的な復帰のようですが、タイミングよく運行していたら是非乗車してくださいね♪

ちなみに2023年のゴールデンウィーク期間中(5/3~7)は、12号はお休みです。運行していませんのでご注意ください。

↓期間限定で12号が23号に⁉↓

蒸気機関車9号
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明治45年(1912年)にアメリカで生まれ、大正2年から日本で働き始め、昭和48年(1973年)に明治村にやってきました。

今年(2023年)で、ちょうど111歳ですね!

12号機関車からみれば、まだまだ若造ですが、人間からしてみると1世紀(100年)を超えた方なので、やっぱりおじいちゃん✨のイメージがありますねぇ。

最近は、「鬼滅の刃」の無限列車に似ていることでも有名ですね♪

※2023年、9号もオーバーホールに入ります。最終運行日は2023年7月2日(日)です。

三等客車ハフ11・13・14

ハフ11が、最も古い明治41年(1908年)製造で、走行している客車としては日本最古

ハフ11は三両編成中の真ん中に連結されています。

私はあまり気にしたことはないのですが、中央車両であるハフ11は比較的席が空きやすいらしいです。
(私は日曜か祝日にしか行かないので、SLはいつも混みあっているので、座れたらラッキー✨くらいに思っています)

ちなみに先頭と最後尾を務めるハフ13と14は、明治45年(1912年)生まれ。

ハフ11とハフ13&14では、あかり取りの窓など光を取り込む構造が違っています。

行きと帰りの往復でSLに乗車する場合は、是非違う車両に乗って、どこが違うのか探してみるのも一興ですね。

つい外の景色を楽しんでしまうのですけど(^^;)

京都市電

明治村4丁目「市電名古屋駅」ー2丁目「京都七条駅」ー3丁目「品川燈台駅」の3つの駅を往復しています。

乗車時間は、1区画約3分
ですので、市電名古屋駅から品川燈台駅まで乗車すると約6分かかります。
(京都七条駅での停車時間は含めず)

乗り物コースマップでは、品川燈台駅まで乗車しませんが、京都七条駅から品川燈台駅まで乗ると、木々の緑の合間に見える、次第に近づいてくる(広がってくる)入鹿池の情景が、なんかいいです(笑)

明治村に展示されている車両は、明治43年~44年(1910~1911年)にかけて製造された大型車両になります。

乗り物以外(建物など)の見どころ

三重県庁舎(2階)

三重県庁舎の2階にある常設展示「明治のくらし よろず体験」に、人力車や自転車が展示されています。

展示されている人力車に、座ることができます。
(車夫さんはいないので、実走はしませんけどね。あくまで展示品です)

明治村 ウォーリー スタンプラリー 2022 (2)

ちなみに1階には、「鉄子の部屋」があります。

道を供のような心で愛する方の部屋」です。

<休憩>食道楽のカレーぱんの店

明治村オリジナルメニューである食道楽シリーズの一つです。

明治時代に村井弦斎によって書かれた小説『食道楽』に登場するレシピをベースにして創作された明治村でしか食べることのできない「カレーぱん」です。

挽肉と砕いた南京豆(ピーナッツ)が入ったちょっと変わったカレーパンです。

食道楽(しょくどうらく)とは、
明治時代に村井弦斎が書いた大ベストセラー小説(恋愛小説)。
食をテーマにしたその内容は、もはや「レシピ本」

市電 京都七条駅

京都市電は、日本で最初に営業を始めた路面電車です。
(明治28年(1895年)開業)

ちなみに日本で初めて電車が走ったのは明治23年(1890年)。
東京上野で開催された第三回内国勧業博覧会の会場内です。

市電の警鐘(カンカン)と車掌さんが鳴らす鐘の音(チンチン)が一番よく聞こえる場所です。

市電がチンチン電車と呼ばれた所以を、ここで体感できます。

市電 名古屋駅

京都に次いで市内電車が走るようになったのが、名古屋!

明治31年(1898年)に名古屋電気鉄道により開業しました。

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【トロリーポールの付け替え作業】
市電名古屋駅は、終点駅でもあります。
折り返し品川燈台駅へむけて発車する必要があるので、駅員さんたちがトロリーポール(市電の屋根についているびょーんと伸びた集電装置)の向きを変える作業を行っています。

六郷川鉄橋

日本初の蒸気機関車のための鉄橋(伏線用鉄橋)の一部です。

でも鉄橋よりも隣に展示されている「尾西鉄道蒸気機関車1号」に目が行ってしまうのは仕方がないですよね(^^;)

尾西鉄道蒸気機関車1号は、ちびっこと機関車の写真を撮影するのに人気の場所です。

SL 名古屋駅

\鉄道150周年のイベント期間中の写真なので、名古屋駅が横浜になっているのはご愛敬/

SL名古屋駅を背に眺める入鹿池は、よき眺めです。

……ここまで登ってくるのが、ちょっと大変ですけど(^^;)

  • 転車作業、休止中:SLの方向転換作業はやっていないので見れません。(2023年2月18日現在)

転車作業(機関車の向きを変える作業)

機関士がSLを転車台の上に乗せ、機関助士と車掌が人力で転車台を回します。
SLが東京駅または名古屋駅に入ってきた後に、この作業を見ることができます。

連結開放→方向転換→連結が行われる約5分の人力作業!

タイミングが合えば、是非見てほしいところです。

SL 東京駅

SL東京駅を出たら、右手に「SL東京駅売店」があります。
お土産を買うのにちょうどいいよ♪

  • 転車作業、休止中:SLの方向転換作業はやっていないので見れません。(2023年2月18日現在)

転車作業(機関車の向きを変える作業)は、駅を出て、売店を通り抜けた先から見ることができます。

SL名古屋駅とは違って、上から見下ろす位置から作業風景を見ることができます。

隅田川新大橋

明治村 謎解き 明治探偵GAME

隅田川に架かっていたアメリカ製の鉄橋の一部です。

隅田川新大橋は、明治の五大橋の一つで、関東大震災でも崩れなかった橋です。

去年…今年(2022年)だったかな?
気が付いたらお掃除され磨きなおされたのか、とてもピカピカ(キレイ)になってた大橋(笑)

明治村の乗り物コースマップに必要な乗り物料金はいくら?

乗り物券 おとな
(中学生以上)
こども
(小学生)
のりもの一日券
(SL・市電・バス乗り放題)
1,300円 800円
SL・市電一日券
(SL・市電乗り放題)
800円 500円
SL(1回) 500円 300円
京都市電(1回) 500円 300円
村営バス(乗り放題) 500円 300円
  • 未就学児は無料

乗り物コースマップを活用するのであれば、「のりもの一日券(SL・市電・バス乗り放題)」または「SL・市電一日券(SL・市電乗り放題)」を購入するのがおすすめです。

乗り物コースマップ内で、SL乗車1回(おとな500円)・市電乗車1回(おとな500円)に乗るので、合計1,000円(おとな1人)必要になります。

乗り物コースマップのルートを終え、帰るときにSLや市電に乗車するのであれば再び料金が必要になるので、「一日券」を購入しておく方が、その都度乗車料金を払うよりお得です。

「のりもの一日券」にするか「SL・市電一日券」にするかは、村営バスを利用するかしないかで決まります。

私は一日券を購入するのであれば、歩く距離を減らすために村営バスを活用したいので「のりもの一日券」を選びます。

SL1回(500円)+市電1回(500円)+村営バス(1日500円)=1,500円>1,300円のりもの一日券

個別に乗車券を買うよりも、200円お得

事前に知っておきたい!明治村にある乗り物の時刻表

明治村 鉄道開業150th 横浜駅(名古屋駅) (2)

時刻表は、各駅で確認できます。

また博物館明治村の公式サイトでも確認できるので、事前に確認をしておくと、当日の明治村での時間のロスが少なくなり、計画的に行動できるでしょう。

公式サイト内にある「村内のりもの時刻表」ページに村内乗物時刻表(PDFファイル)が掲載されています。

  • SL:毎週月・火曜日運休日
  • 京都市電:毎日運行
  • 村営バス:閉村時刻により12月前半と後半で最終便の運行時間が異なる
  • 2022年12月17日(土):一部減便(通常日より乗車可能な運行本数が少ない)※当日の時刻表は未定(公式発表待ち)
  • 2022年12月11日までの土日:紅葉ライトアップに伴い、村営バスのみ一時間延長して運行
  • 2022年12月17日からの土日は、16時閉村。村営バスの運行時刻が12月前半の時刻表と異なる

ちなみに私個人は、時刻表をまったく気にせず明治村を散策する派の人間ですが、いつも一緒に散策する友人は、時刻表をきっちり確認して時間を無駄にしないように行動する人間です。個性が出ますよね♪

北口から入村して「乗り物コースマップ」を回るルート3選

明治村へ自動車で行くと、大半が北口側の駐車場を利用することになります。

乗り物コースマップの通りに回りたい場合は、村営バスをつかってガイダンスセンターまで一気に移動する方法が、一番楽だと思います。

以下、私が考える乗り物コースマップの回り方(3種類)です。

5丁目 明治村北口から入村
※入村チケットを購入する場合は、「入村チケット+のりもの一日券」(大人3,300円)を購入
5丁目 SL東京駅にて「のりもの一日券」を購入
※年間パスポートを持っているので、乗り物チケットだけ購入
分岐➤ 【帰りに歩く距離を減らしたい】 【SL・市電に往復で乗りたい】 【ルートマップ通りに行動したい】 
5丁目
SL 東京駅
(蒸気機関車に乗車)
5丁目

村営バス(乗車)
帝国ホテル
5丁目55番地 隅田川新大橋





5丁目52番地 村営バス(乗車)
金沢監獄正門
4丁目 SL 名古屋駅
(蒸気機関車に下車)
4丁目 村営バス(下車)
宇治山田郵便局舎

4丁目41番地 六郷川鉄橋
4丁目 村営バス(乗車)
宇治山田郵便局舎
市電 名古屋駅
(市電に乗車)
2丁目 市電 京都七条駅
(市電から下車)
1丁目4番地 村営バス(下車)
聖ヨハネ教会堂口
(ガイダンスセンター前)
村営バス(下車)
聖ヨハネ教会堂口
(ガイダンスセンター前)
1丁目4番地 【スタート地点】
近衛局本部付属舎(ガイダンスセンター)
1丁目13番地 三重県庁舎(2階)
2丁目F <休憩>食道楽のカレーぱんおの店
2丁目 市電 京都七条駅(市電に乗車)
4丁目 市電 名古屋駅(市電から下車)
4丁目41番地 六郷川鉄橋
4丁目 SL 名古屋駅(蒸気機関車に乗車)
5丁目 SL 東京駅(蒸気機関車から下車)
5丁目55番地 隅田川新大橋
5丁目 明治村北口へ戻る

まとめ

明治村を乗り物コースマップのルートで回ると、明治時代に実際に走行していたSL・京都市電に乗ることができます。

乗り物の料金は、

  • 蒸気機関車1回:おとな(中学生以上)500円
  • 京都市電1回:おとな(中学生以上)500円

かかるので、

乗り物コースマップを巡る場合は、「のりもの一日券(1,300円)」か「SL・市電一日券(1,000円)」を購入する方がお得です。

明治村の乗り物(SL・市電・村営バス)の時刻表は、

で、確認できます。

明治村の北口から入村する場合、スタート地点であるガイダンスセンターまでのかなり移動距離があります。
村営バス(1日500円)を活用するとスムーズに移動できます。(「のりもの一日券」を購入していれば、「のりもの一日券」で村営バスにも乗れます)

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この記事を書いた人
ねねここ

名古屋生まれ、名古屋在住。気がついたら年齢が40代になっていた名古屋っ子女子。愛すべき地元名古屋の新規店舗情報を発信しながら、日曜日に愛知県犬山市にある「博物館明治村」の謎解きに参加しております。明治村には10年くらい通っています。自分でもびっくり!名古屋も犬山も大好きだヽ(^。^)ノ

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